兵庫の太島にあった、海辺の野草山菜や植物に魚。無人島、夏のサバイバル記録

ツワブキ(大ツワブキ?)

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先日、無人島の太島に行ってきました。

クソ暑い中どんな野草、山菜があるのかなーと散策。

照りつける日光のあまりの暑さであまり探せませんでしたが、色々見つかりました。

ということでここに記録しますします。

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その前に太島について

太島は兵庫県姫路市は家島諸島にある小さな無人島の一つです。

なんでも布団の発祥の地だとか…?ほんとか…?

過去は知りませんが少なくとも現在は無人、人の住んでない島です。住居跡とかもありません。

水道屋電気も通ってない、本当の無人島なのです。

太島にあった食べれる野草、山菜

ツルナ(蔓菜)

浜辺に行ったらだいたい生えてる、海サバイバルの救世主、ツルナですね。

満潮では波の当たるような波打際に生えてました。

なんでも通年採取できるとか。夏の採取物が少ない時期に神の植物か?

それはもうたくさん、点々と群生してました。

軽く湯通ししておひたしにして、天つゆとゴマで和えてお浸しにすると、とても美味しかったです。美味しかったです!

別名ニュージーランドほうれん草という名前があるくらい、食べやすいです。向こうでは栽培してスーパーで売られてるようですね。

僕のお気に入り山菜となりました。

  • 美味しさ:◎
  • オススメ度:◎
  • 採取時期:一年中
  • アク:少ない。湯通しで可
  • オススメ調理方法:お浸し、汁の実、パスタの具

ハママツナ(浜松菜)

浜松菜

野草図鑑にはのってなかったのですが、こちらハママツナという山菜も見つかりました。

ツルナと同じく満潮では波の当たるような、波打際に生えてました。

松菜とついてるだけあって、こちらも大変美味しいです。

少し茹でただけで、元からついてる塩味で美味しくいただけます。

食感はシャクシャク。ラーメンの具とかにも凄い合いそうですね。

秋には真っ赤になるよう。

なお2022年現在、兵庫県では準絶滅危惧種になってるようです。

準なので今絶滅の危機にはありませんし、採っても罰則などは無いと思いますが、見つけてもそっとしとくのが良いかもですね。

  • 美味しさ:◎
  • オススメ度:△
  • 採取時期:夏は確か
  • アク:少ない。湯通しで可
  • オススメ調理方法:お浸し、汁の実、麺類の具

オニユリ(鬼百合)

日本各地に生息してる百合の原種、オニユリもありました。

それはもう島のいたるとこに咲き誇ってました。

こちら百合根とムカゴが食べれる、野生環境では貴重な炭水化物です。

茶碗蒸しとかに入ってるあの百合根ですね。調理次第でとても美味しいです。

ネット情報ではアクはないとあったので、軽く茹でて食べてみたのですが中々いけました。

ただ少し苦くアクはありましたね。

食べる際はちゃんと塩水で茹でて、アク抜きしてから食べることをお勧めします。

ちなみにオニユリは食べれるサイズに育つまで2年もかかるそう…。

見つけたら食べる分だけ、少しだけ自然の恵をいただくことにしましょう。

  • 美味しさ:◎
  • オススメ度:◯
  • 採取時期:夏は確か
  • アク:少しある。しっかり塩水で茹でてアク抜きしよう
  • オススメ調理方法:茹で、天ぷら、具材

 

ハマゴウ(浜拷)

ハマゴウ

葉っぱを嗅いでみると、ミントのように香りが良く爽やかでした。

海岸にものすごいたくさん生えてました。

香りがいいので良い料理のアクセントになるかな?と思ったのですが、茹でるだけでは硬くてあまり美味しくなかったです。

香りはいいので細かく刻んで、バジルやパセリのようなスパイスハーブとして使うのが正解でしょうね。

天ぷらでも美味しくいただけるかもしれません。

  • 美味しさ:△
  • オススメ度:△
  • 採取時期:夏は確か
  • アク:少しある。しっかり塩水で茹でてアク抜きしよう
  • オススメ調理方法:刻んでハーブとして

ツワブキ(大ツワブキ?)

ツワブキ(大ツワブキ?)

島の定番植物、ツワブキもありました。かなり大きかったのでもしかしたら大ツワブキの方かもしれません。

ばあちゃんは小さい頃、よく佃煮や天ぷらにして食べたとかなんとか…。

美味しいらしいです。

なおかなりアクの強い山菜なので、サバイバルでは手軽に食べれる山菜ではありません。

夏はそのままだと固いですし。これでお尻を拭くと切れそうになります。おしりふきにはお勧めしません。

今回は食べませんでした。

みなさん食べる際は、しっかり重曹や灰でアク抜きしてから頂きましょう。

  • 美味しさ:◯
  • オススメ度:△
  • 採取時期:春頃
  • アク:強い。しっかり重曹水や灰の水でアク抜きしよう
  • オススメ調理方法:天ぷら、おひたし、佃煮、汁のみ

オカヒジキ(多分)

オカヒジキ(多分)

オカヒジキらしきものも生えてました。オカヒジキだよな…?

ただオカヒジキの採取時期は本来春。今は夏なので硬くてとても食べれそうにありませんでした。

採取は見送りました。

ちゃんと採取時期にとれば美味しい植物らしい。次の邂逅に期待ですね。

  • 美味しさ:◎
  • オススメ度:◎
  • 採取時期:春頃
  • アク:少ない。さっと茹でるだけでOK!
  • オススメ調理方法:おひたし、和え物
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太島にあった食べられない?植物

松

説明はいらないでしょう。松です。

島に生えてる木の半分以上は松でした。

松ぼっくりなんかは焚き付けに!

この島での燃料はこの松か、流木がメインになるでしょう。

島寒菊

島寒菊

ぱっと見ヨモギに似てますが違います。菊科の仲間。島寒菊です。

ヨモギより、柑橘系のような爽やかな香りがしました。

この花を油につけたものは傷薬になるらしいです。江戸時代には長崎で作られてたみたいですね。

菊のように、解熱消炎薬として使えますが胃にはあまり良くないとのこと。

食べるのはやめといたほうがいいでしょう。

燻したり、煮汁にすれば虫除けにできそうだな?とか思いました。

トベラ

トベラ

一瞬たべれるやつかな?と思いましたが違いました。

トベラという植物のようです。

一応毒はないので食べれないことはないですが、中にはアレルギーを起こす人がいるようです。

食べないほうが無難でしょう。実もタネが大半で美味しくなさそうでしたし。

サボン草(シャボンソウ、石鹸草)

シャボンソウ

まさかまさかのシャボン草が生えてました!それはもう島の色んなとこに生えてました。

正確にはサボン草の中のツルコザクラ?

シャボン草はヨーロッパ原産の帰化植物。明治時期に入ってきたようですね。

それがまさかこんな離島にまで繁茂してるとは…強い…!

そんなシャボン草ですが、実は煮出し液が石鹸のように泡立ち、まさに石鹸水として使えます。

古代ヨーロッパでは現在の油脂性の石鹸が出るまでは、石鹸として使われてたらしいです。出典:pictureThisより

水に余裕があったら石鹸水作りをしてみるのも面白いかもですね!

水につけるだけでは石鹸水にならなかったのでしっかり煮出してください!

なお弱い毒性があるので食べてはいけません。石鹸は食べませんよね。そういうことです。

ハマボッス

写真は忘れましたがハマボッスも生えてました。

花は綺麗らしい!

太島で釣れた魚

ベラ(キュウセン)

写真は忘れたのですが、僕は食べれる魚はキュウセンしか釣れませんでした!泣

投げ釣り仕掛けに、アミエビをつけて近場に投げたら釣れました。

骨が青くてやや臭みのある、食欲にダメージの来る魚くんです。

できるなら他のお魚を食べたいですね。

他は草フグが少々…

他は草フグやカサゴなどでした。僕は釣ってないです。

釣れはしませんでしたが、クロダイやハゼなどは生息してたようです。

いったいどんな魚が釣れるんでしょうね…?

ちなみにルアーは死ぬほど根掛かりするのでやめといた方が良いです。凄まじくロストしました。数千円分はロストしました。

ほぼゴロタ場で藻もすごいです。

サビキとかうき釣りとかが良いと思います。

ルアーなら無くしても惜しくないダイソージグやジグヘッドが良いですよ。

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2 COMMENTS

kei

貴重な情報 ありがとうございます!
夏に行かれたようですが 蚊はかなりいますか?

返信する
aideg

かなり多かったです!
風の強い時は寄ってきませんが、落ち着いてるとかなり寄ってきます!
虫除けはもちろん、蚊帳は絶対持ってった方が良いです。

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